近江彼方/愛情弁当
外觀
< 近江彼方
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| おお、これはなかなかいい感じのお弁当箱…… 1 | |
| あら? 彼方じゃない。偶然ね 2 | |
| 絵里ちゃん。やっほ~。お買い物? 3 | |
| ええ。彼方は……その手に持ってるのは、お弁当箱? 可愛いわね 4 + | |
| でしょ~? 遥ちゃんの新しいお弁当箱にするんだ~♪ ふふふ、これで1週間お弁当箱のローテーションができる……♪ 5 | |
| 1週間ローテーション……? そんなに持ってるの!? すごいわね……。でも、毎日お弁当箱が違うなんて、 お昼が楽しみになりそうだわ♪ 6 | |
| 遥ちゃん、って妹さんだったかしら? お弁当、作ってあげてるのね 7 | |
| うん。自分の分と一緒にね~ 8 + | |
| うらやましいわ、いつも彼方のお弁当が食べられるなんて。 私、この前のハイキングで食べてから、すっかり彼方のお弁当の 虜になっちゃったのよ 9 | |
| どの料理も手が込んでいて、でも、豪華というより もっと優しくて、心が温かくなる味だったわ 10 | |
| えへへ~、ベタ褒めされちゃった~♪ そこまで言ってもらえるなんて、作った甲斐があったよ~。 ありがとね~ 11 + | |
| どうしてあんなに美味しいのかしら。 いつもどうやってお弁当を作ってるの? 12 | |
| ん~? えっとね~……まずは食べてくれる人のことと、 食べてくれてる様子を思い浮かべるよ 13 + | |
| 例えば遥ちゃんに作ってあげる時は、遥ちゃんの顔と、 好きな食べ物、前日の夕飯と当日の朝食の献立、 遥ちゃんのその日の予定を思い浮かべる 14 | |
| ずいぶん色々考えるのね 15 | |
| 前の日がお肉だったなら、お弁当はお魚にして献立が マンネリにならないようにする。朝が軽めだったり 体育がある時はちょっとボリュームを出す 16 | |
| 途中でお腹が空いて悲しい思いをしないように、 けど栄養が偏らないように、健康的にお腹いっぱいに なってもらうための献立を考えて 17 | |
| あとはひたすら遥ちゃん大好き大好き大好き大好き大好きと 気持ちを込めながら作る。そんな感じ 18 | |
| なるほど……お弁当には彼方から妹さん――食べてもらう人への 愛情をめいっぱい詰めているのね。これは美味しいはずだわ 19 | |
| そうだよ~。 愛情は最強の調味料だからね~♪ 20 + |