近江彼方/故事/26話 誰かのためなら!
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忍者の修行でしょ、食べ物の研究でしょ…… それに…… |
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手裏剣の特訓や変装の特訓もしたのに…… 1 |
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彼方ちゃん、忍者っぽくなれない~ 2 + |
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なんだか、何をやっても 彼方ちゃんのテンポになっちゃうんだよなあ…… 4 |
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映画のくノ一ちゃんみたいに、キリッ、シュバッ、 みたいな感じになりたいのに~ 5 + |
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うーん…… でも、忍者がどういうことをしてるかはわかったから、 十分収穫だよ |
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えーん、あなたのフォローがいまはツライ…… 6 + |
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あのさ、忍者そのもののことじゃなくて、 くノ一の子がどういう子なのか、 ってことを考えてみない? |
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忍者の知識も大切だけど、 くノ一の子の気持ちとか、映画の世界観とかも 曲をイメージするときには必要だと思うんだ |
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たしかに、そう…… 7 |
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うわあ、彼方ちゃんってば 「くノ一ちゃんは忍者なんだ!」ってことに囚われすぎてた!? 9 + |
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私も同じだよ、 なんか、彼方さんと忍者の研究してるのが楽しくて そこばっかりにこだわっちゃった |
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くノ一の子なんだけど、映画では 特別な力があるって書かれてたよね? えっと…… |
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自分の体のなかにね、「アヤカシ」がいるって設定なの。 「アヤカシ」を倒すのに「アヤカシ」の力を使ってる っていうところが、くノ一ちゃんの秘密 10 + |
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すごく強大な「アヤカシ」だから、 その力を使うとボロボロになっちゃうんだよ…… 11 |
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でも、くノ一ちゃんはみんなのために戦うの 12 + |
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みんなが笑顔でいるところを見たいから 14 + |
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……もしかして、その部分、 ちょっと彼方さんに重ならない? |
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え? 彼方ちゃんのなかには 彼方ちゃんしかいないよ? 15 |
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そこじゃなくて、誰かのためなら無理を厭わないところだよ |
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ええ~? 彼方ちゃんにはそんなとこないって 16 |
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うーん、ちょっと違うかもしれないけど、 どんなに遅くまでテスト勉強していても、 次の日の朝は遥ちゃんのお弁当を作るために早起きするでしょ? |
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だって遥ちゃんのためだよ? そんなの普通でしょ? 17 |
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くノ一の子も同じだよ。いくらボロボロになっても、 みんなが笑顔になれるほうがいいから戦うんだよ |
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似てる……かなあ? 18 |
似てる! | |
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似てる! |
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あなたがそこまで言うなら、そうなのかなあ? 19 + |
間違いない! | |
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間違いないよ! |
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そ、そんなに強調しなくても…… 20 |
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わかった。あなたを信じる。 くノ一ちゃんのこと、そういう部分からもう一度考えてみる 21 |
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