雨の季節の贈り物/第4話
外觀
< 雨の季節の贈り物
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| ねえねえ歩夢ちゃん、一面の紫陽花ってどっち? 1 | |
| あっちだよ 2 | |
| ちょっと待って! 3 | |
| どうしたの? 4 | |
| 雨に濡れた花を見ていたら、 急に曲のイメージが湧いてきて…… 5 | |
| 手帳でいいか……忘れる前に書き留めなきゃ 7 | |
| 凄い勢い…… 8 | |
| 曲のイメージって、 本当にふいに湧いてくるものなのですね 9 | |
| 真姫も連れてきてあげようかしら…… 10 | |
| 音にも色ってあると思うの 11 | |
| それはきっと人ぞれぞれ違うイメージなんだろうけど…… 12 | |
| 音を重ねてきれいな曲を作るのも、 色を重ねてきれいな絵を描くのも、同じことだと思うんだ…… 13 | |
| このお庭で生まれた曲……はやく聴きたいな 14 | |
| もしかしたら私たちは今、 名曲の生まれる瞬間に立ち会っているのかもしれませんね 15 | |
| ふふ、そうね 16 | |
| ……ふう。みんな待たせてごめんね 17 + | |
| きれいな紫陽花を見て、思わぬ収穫があったよ 18 | |
| この景色からは、 いろんなインスピレーションがもらえそうだものね 19 | |
| はい、見ていて癒やされるというか、 心が穏やかになっていくのを感じます 20 | |
| 紫陽花って……なんかおいしそう 21 | |
| だ、だめだよ、ルビィちゃん。 紫陽花って毒を持つ種類があるから、食べたら危ないよ 22 | |
| あっ、ごめんね、そうじゃないの。 なんとなく和菓子っぽいなって思って…… 23 + | |
| そうね、和菓子のデザインに合うかも 24 | |
| そのアイディア頂き! 帰ったらお母さんに話してみよーっと 25 | |
| もしかしたら私たちは今、 銘菓の生まれる瞬間に立ち会っているのかもしれませんね 26 | |
| それはちょっと違うような…… 27 | |
| 穂乃果さん、紫陽花の和菓子ができたら教えて。 お姉ちゃんに食べさせてあげたいんだ 28 | |
| もちろん! 29 | |
| ルビィはダイヤのことが、本当に好きなのね 30 | |
| えへへ、大好きです! 31 |