高海千歌/エピソード/24話 特別なみんなへ
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 洗い物おしまーい! 1 | |
| 材料の片付けも終わったよ。 買った分、ほとんど使っちゃったね。 もっと余ると思ってたけど | |
| そろそろ焼き上がるかな? 焦げてないかな? 2 | |
| 外から見る限りは大丈夫そうだね 3 | |
| くんくん……甘くていい匂い! 早く食べたいなぁ。 いやいや、これはみんなのためのお菓子だから、 私が食べちゃったら駄目……! 4 | |
| 少しくらいならいいんじゃない? 5 | |
| いいの!? 6 | |
| 私もいいと思うよ | |
| 私もいいと思うよ。 ほら、味見しなきゃならないし | |
| そうだよね! 本当に美味しいかどうか確かめないといけないよね! 7 | |
| 焦げたり崩れたりしたものなら | |
| 焦げたり、形が崩れたりしたものは渡せないし、 そういうのは食べちゃってもいいんじゃないかな | |
| そっか~。 どれが焦げそうかな……? はっ! いやいやいや、みんなのためにも全部綺麗に焼けてほしい! 8 + | |
| ま、食べるかどうか、どれを食べるかは 焼き上がってから考えよ~ 9 | |
| あ、そうだ。 メッセージカードをつけようと思ってたんだ。 焼き上がるまでに書いておこう 10 | |
| ……千歌ちゃん、聞いてもいいかな? ずっと気になってたんだけど | |
| なぁに? 11 | |
| どうして突然、 Aqoursのみんなにプレゼントをしようと思ったの? 記念日とか、何か特別なことがあったわけでもなさそうだし | |
| 特別な何かは…… いつも起こってるよ 12 | |
| この前ね、Aqoursでイベントに出演したんだ。 私もみんなも張り切ってたんだけど、準備が大変で…… 14 | |
| ギリギリになっても終わんなくて、 私、ちょっとパニックになっちゃったんだ 15 | |
| それは……大変だったね | |
| うん。 でも、みんな「大丈夫だよ」って励ましてくれたんだ。 準備もなんとか間に合って、イベントも無事に成功して…… 16 + | |
| 私、みんなにお世話になりっぱなしなんだ。 ライブでも、練習でも、普段の生活でも 17 | |
| 私1人じゃどうにもできないことがいっぱいあって、 それでもなんとかなってるのは、みんながいてくれるから 18 | |
| 支えてくれる人がいるって本当にすごいことで、 特別なことだと思うの。そんな特別をくれるみんなに 感謝を伝えたいな、って…… 19 | |
| それでプレゼントをあげよう、って思ったんだね 20 | |
| あ、もちろん、あげておしまいになんてしないよ! これからも頑張ります、っていう、 決意表明? みたいな? 21 | |
| ふむふむ、なるほど。 しかしね~、彼方さん | |
| ね~。 千歌ちゃんって意外と鈍いね~ 22 + | |
| え!? なになに!? 私、変なこと言った!? 23 + | |
| (千歌ちゃんだって充分みんなを助けてること…… 気付いてないのは本人だけ、みたいだね) | |