高海千歌/エピソード/5話 雨上がり

角色	文字
PLAYER	お邪魔しました。ジュース、ごちそうさま
千歌	雨、やんでよかったね！
PLAYER	うん。もうすっかり青空になってる
千歌	でもちょっと残念。 夜まで雨なら泊まっていってって言えたのに～
PLAYER	そこまでお世話になるのはさすがに悪いよ……
PLAYER	……千歌ちゃん
千歌	なぁに？
PLAYER	作詞、頑張ってね！　応援してる
千歌	うん、頑張るよ！　普通パワーを舐めるでない！
PLAYER	もう、千歌ちゃんってば……
千歌	あはは♪　今日はありがとう。 あなたのおかげで、新曲の歌詞、 とっても良いのが書ける気がしてきたよ！
PLAYER	そういえば……ノートの新しいページに書きかけの文があったね。 あっ、言いふらしたりしないから、安心して
千歌	ああ、あれは歌詞じゃなくて、直前にうたた寝した時に 見た夢の内容を書き留めたやつだから、気にしなくていいよ！
PLAYER	そ、そうなの！？ ポエムみたいだったからてっきり歌詞かと思った……
千歌	そう？　それなら歌詞に使ってみるのもアリかな～。 でも、もう読み返しても何が何だか分かんないんだよね
PLAYER	ははは……一体どんな歌ができるんだろうね……
千歌	それはできてからのお楽しみ♪ でも、Aqoursがめいっぱい輝ける歌詞を書くよ、絶対！
PLAYER	うわ～、すごい人。 ライブの開始時間には間に合ったけど、 もう少し早く来ればよかった……
PLAYER	（そうだ、ライブ前に、 　千歌ちゃんからステージ裏まで来てほしいって 　言われてるんだった。一体何の用だろう？）
千歌	おーい、こっちこっち！
PLAYER	千歌ちゃん！　本番前なのに大丈夫なの？
千歌	大丈夫。ちょっとだけだから…… あのね、今日のライブ、あなたにどうしても聴いて欲しいの。 それだけ言いたくて
PLAYER	うん？　ライブに来たんだし、そりゃあ聴くけど、どうして……
曜	千歌ちゃーん、そろそろ準備しないと！
千歌	はーい！ それじゃ、行ってくるね！
PLAYER	あっ、い、いってらっしゃい！
PLAYER	（――――ライブが始まった。 　Aqoursのみんなもステージに上がってきた！ 　あ、千歌ちゃん）
千歌	みんな、今日は来てくれてありがとー！ 今日も私達の輝きがみんなに届きますように！
千歌	それじゃ、聴いてください！ ありのままの私達の、精一杯の歌を！
PLAYER	（新曲、できたんだ！ 　……あれ？　この歌詞って……！）

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