高海千歌/エピソード/5話 雨上がり
外觀
(重新導向自高海千歌/故事/5話 雨上がり)
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| お邪魔しました。ジュース、ごちそうさま | |
| 雨、やんでよかったね! | |
| うん。もうすっかり青空になってる | |
| でもちょっと残念。 夜まで雨なら泊まっていってって言えたのに~ | |
| そこまでお世話になるのはさすがに悪いよ…… | |
| ……千歌ちゃん | |
| なぁに? | |
| 作詞、頑張ってね! 応援してる | |
| うん、頑張るよ! 普通パワーを舐めるでない! | |
| もう、千歌ちゃんってば…… | |
| あはは♪ 今日はありがとう。 あなたのおかげで、新曲の歌詞、 とっても良いのが書ける気がしてきたよ! | |
| そういえば……ノートの新しいページに書きかけの文があったね。 あっ、言いふらしたりしないから、安心して | |
| ああ、あれは歌詞じゃなくて、直前にうたた寝した時に 見た夢の内容を書き留めたやつだから、気にしなくていいよ! | |
| そ、そうなの!? ポエムみたいだったからてっきり歌詞かと思った…… | |
| そう? それなら歌詞に使ってみるのもアリかな~。 でも、もう読み返しても何が何だか分かんないんだよね | |
| ははは……一体どんな歌ができるんだろうね…… | |
| それはできてからのお楽しみ♪ でも、Aqoursがめいっぱい輝ける歌詞を書くよ、絶対! | |
| うわ~、すごい人。 ライブの開始時間には間に合ったけど、 もう少し早く来ればよかった…… | |
| (そうだ、ライブ前に、 千歌ちゃんからステージ裏まで来てほしいって 言われてるんだった。一体何の用だろう?) | |
| おーい、こっちこっち! | |
| 千歌ちゃん! 本番前なのに大丈夫なの? | |
| 大丈夫。ちょっとだけだから…… あのね、今日のライブ、あなたにどうしても聴いて欲しいの。 それだけ言いたくて | |
| うん? ライブに来たんだし、そりゃあ聴くけど、どうして…… | |
| 千歌ちゃーん、そろそろ準備しないと! | |
| はーい! それじゃ、行ってくるね! | |
| あっ、い、いってらっしゃい! | |
| (――――ライブが始まった。 Aqoursのみんなもステージに上がってきた! あ、千歌ちゃん) | |
| みんな、今日は来てくれてありがとー! 今日も私達の輝きがみんなに届きますように! | |
| それじゃ、聴いてください! ありのままの私達の、精一杯の歌を! | |
| (新曲、できたんだ! ……あれ? この歌詞って……!) |
63