黒澤ダイヤ/エピソード/28話 最愛の友
角色 | 文字 |
---|---|
Player | いよいよ企画展の展示室だね。 ワクワクしてきた……! 早く見たいなぁ♪ |
ダイヤ | そんなに慌てなくても絵は逃げませんわ。 落ち着いて参りましょう 1 + |
Player | そうだよね。 よし、行こう! |
Player | わああ……! どの作品もすごい……! ねぇ、ダイヤさん、すごいね! |
ダイヤ | ………… 3 |
Player | ダイヤさん、どうしたの? |
ダイヤ | いえ、この絵が…… 4 + |
Player | 人物画だね。タイトルは『友』か。 私達くらいの年齢の子が2人…… ぴったり寄り添って、きっとすごく仲が良いんだね |
ダイヤ | ええ。まさに無二の親友…… お互いに信頼し合っているのが よく分かりますわ 5 + |
Player | ……右側の子、ダイヤさんに似てるね。 髪が長くて、顔つきも凛としていて |
ダイヤ | えっ!? 6 |
Player | あっ、ごめん、 変なこと言ったよね……! 忘れて! |
ダイヤ | いえ、構いませんわ。ただ、その…… 実はわたくしも、左に描かれている方が あなたに似ていると思って…… 7 + |
Player | そうなの? うむむ、言われてみればそんな気もするような……。 なんだか不思議な気分 |
ダイヤ | ……あ、あの、手を…… つ、繋いでもよろしいでしょうか? 8 |
Player | えっ!? い、いいけど……珍しいね、 ダイヤさんからそんなこと言うなんて。 一体どうしたの? |
ダイヤ | 別にどうもしませんわ。 ただ……少し、羨ましくて…… 9 + |
Player | 羨ましい……? あっ、絵の中の2人が? |
ダイヤ | わ、わざわざ言わなくても……って、 何を笑っているのですか! 11 + |
絵を羨ましがるなんて | |
Player | ごめんごめん。 まさか絵に描かれてる人を羨ましがるとは思わなくて…… これも作者さんの情熱の力かな |
ダイヤ | そうです、それだけ心を動かされたのです! さぁ、手を……いいえ、 いっそのこと腕を組みましょう! 12 |
手を繋ぐだけでいいの? | |
Player | いや、可愛いな、って思って。 手を繋ぐだけでいいの? 腕を組むくらいしたほうが仲良し感が出るんじゃない? |
ダイヤ | ……そうですわね。 では、失礼します 13 + |
Player | えっ!? ほ、ほんとに……!? |
ダイヤ | うふふっ♪ あなたこそ、可愛い顔をなさるではありませんか 15 + |
Player | か、からかったの~!? ダイヤさんのいじわる……! |
ダイヤ | あなたこそ、手を繋ぎたいと言った わたくしを笑ったではありませんか。 お互い様ですわ 16 |
ダイヤ | さ、次の絵に行きましょう。 まだまだ展示はたくさんありますから 17 |
Player | ……そうだね。 腕を組んで仲良く? |
ダイヤ | ええ。 離しませんわ♪ 18 + |