三船栞子/わたしの宝物
< 三船栞子
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栞子、おはよう! 2 |
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おはようございます、ランジュ 3 |
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今日も寒いわね~ 4 |
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そうですね。風邪をひかないようにしないと。 練習のあとはちゃんと汗をふくんですよ 5 |
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ランジュは風邪なんかひかないわ! 6 + |
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たしかに、ランジュは丈夫ですからね。 いらぬ心配でした 7 |
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そうじゃない! 栞子が作ってくれたマフラーがあるから 風邪なんてひかないのよ! 8 + |
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ランジュが使ってるんだからもっと喜びなさいよ 9 |
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うっ……。 もっと上手に編めたものなら喜んでいます…… 11 + |
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マフラーの拙さが目立ちますし、 そんなのはランジュも恥ずかしいでしょう 12 |
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やはり、もう一度作り直しをさせてください 13 |
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いやよ! 栞子がくれたマフラーはランジュの宝物なの! 14 + |
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ランジュ…… 15 |
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栞子がランジュのために作ってくれたものだし、 みんなとのクリスマスパーティの記念だし。 宝物でしかないわ! 16 |
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そうだ、ランジュも栞子になにかあげるわ。 ランジュばかりもらっちゃったから 17 |
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何がいい? なんでも用意するわ 18 |
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……宝物は、もうもらってます 19 + |
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え? 20 |
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私の宝物は、拙いマフラーを 宝物と言ってくれるあなたですよ、 ランジュ 22 |
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きゃあっ! ランジュが宝物なのね! じゃあずっと一緒にいてあげる! 23 |