宮下愛/応援の魔法
< 宮下愛
角色 | 文字 |
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愛ちゃん、調子はどう? 大丈夫? |
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問題なーし! 早く走りたくて うずうずしてるもん 1 + |
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よかった。 試合中タオルとかドリンク 用意しておくからね |
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ありがと。 むしろせっかくのお休みなのに、 いろいろやってもらってごめんね 2 + |
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何言ってるの! 愛ちゃんがバスケ部の助っ人で試合に出る、って聞いたら 応援しないわけにいかないじゃない |
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あはは、そういわれたら 愛さんも頑張らないわけにはいかないね♪ 3 + |
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よし、それじゃあ試合行ってくる! 4 + |
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うん、頑張って! |
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愛ちゃんお疲れ様。 はい、タオル |
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ありがと~。 ふう、楽しかった~ 7 + |
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すごい活躍だったね! 特に最後のシュート! 思わず大きな声出しちゃった |
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あはは、聞こえてたよ~。 「愛ちゃん、いける――――!」って 8 + |
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ええっ! |
なんか恥ずかしいかも | |
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愛ちゃんに届いてほしいと思って出た声だけど、 そういわれるとなんだか恥ずかしくなってきた…… |
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なんでよ! 愛さんめっちゃうれしかったよ? 9 + |
あの状態でも聞こえてるんだ | |
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あの集中してる試合中でも、 応援の声って聞こえるんだね |
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うん、結構聞こえるよ。 だから君の言葉もばっちり届いたんだし♪ 10 + |
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あのとき、ここでシュート決めれば 試合が決まるかも、って思って 愛さんもちょっとだけ緊張したんだけどさ 11 |
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君の声が聞こえてきて、 ちょっと力が抜けたんだよね 12 |
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……力、抜けちゃだめじゃない? |
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あはは、いい意味だよ。 肩に力が入っていたのが、 いい感じにほぐれたの 14 + |
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だから緊張しないで、 いつも通りのシュートが打てたんだ 15 |
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そっか。 それならよかった |
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えへへ、 君の言葉ってまるで 魔法みたい 16 |
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え? |
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だって君の言葉一つで「頑張ろう!」って思えたり、 逆に緊張しているとき和らげてくれるんだよ 17 |
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なんだか君の言葉ひとつで、 愛さんなんでもできるような 気分になっちゃうもん 18 |
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あはは、 魔法の力があるかはわからないけど、 そういってもらえると嬉しいな |
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だからさ、 わがままだっていうのは わかってるんだけどね…… 19 |
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できれば、その魔法を使うのは アタシだけにしてほしいな~、なんてね 20 |