あの木の下で逢いましょう/第6話
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 凛ちゃん。よかったわ、無事で。 心配したのよ? 1 | |
| ごめんなさい。心配かけて…… みんなもごめんにゃ 2 | |
| もうりん子! 隠れるのうますぎ! 3 | |
| 私の方こそごめんね。 ちょっとはしゃぎすぎちゃった 4 | |
| それにしても花陽ちゃん、ルビィちゃん、 よく見つけられたわね 5 | |
| ルビィはなにも。花陽ちゃんが見つけたの。 チョウチョさんを見たら、すぐにどこにいるか分かっちゃたんだ 6 | |
| チョウチョ? 7 | |
| チョウチョが二人を会わせてくれたってこと? 8 | |
| まさかそんなこと、あるわけないじゃないですか 9 | |
| 実は……そうなの。 チョウチョが私と凛ちゃんを引き合わせてくれたんだ 10 | |
| そうそう、チョウチョが…… 11 | |
| ……って、えええっ!? 12 | |
| 子供の頃、凛ちゃんと、 すごくおっきな公園に行ったことがあってね。 そこで約束したことがあったんだ 14 | |
| はぐれちゃったら、 その公園の一番大きな木の下で待ち合わせしよう、って 15 | |
| 大きな木? 16 | |
| うん。その公園ね、大きなけやきがあって、 近くにチョウチョがいっぱい飛んでたの。 チョウチョを見て、その時のことを思い出したんだ 17 | |
| 凛も! だからあの木の下で、待ってたの。 かよちんなら絶対、凛を見つけてくれる。 そう信じてたにゃ! 18 | |
| 二人とも小さい頃の約束を覚えていた 19 | |
| だから、花陽ちゃんは凛ちゃんを見つけられたんだね 20 | |
| だったら最初からそう言ってよぅ! 21 | |
| えへへ、ごめんね 22 | |
| いいね、そういうの。 凛ちゃんと花陽ちゃんは、昔からずっと一緒で、 お互いのことが大好きなんだね 23 | |
| そう! 凛とかよちんは仲良し! だから、これからも、ずーっと一緒だにゃ! ね、かよちん! 24 | |
| うん! 25 |