ヨハネと花陽の事件簿/第3話
角色 | 文字 |
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善子 | ここが犯行現場ね。 なるほど、確かに事件の臭いがプンップンするわ! 1 |
花陽 | え? くんくん……なにも匂わないけど? 2 + |
善子 | この名探偵ヨハネの嗅覚はごまかせないのよ……。 なぜなら、そう、ハイパーミラクルエクセレント名探偵だから! 3 + |
善子 | さあ! 事件当時の話を聞かせてちょうだい! 4 |
絵里 | 話と言っても、 起こったことしか説明できないんだけど…… 5 |
絵里 | 今から1時間ほど前に、 ミュージカルで使う小道具のチェックをしていたの 6 |
絵里 | だけど、何度確認してもテーブルクロスが見つからなくて……。 もちろん、部室中をくまなく探したわ 7 |
絵里 | そうしたら、机にあったのよ! 怪盗からのメッセージが!! 8 |
果南 | 怪盗からのメッセージ!? 9 |
絵里 | このカードよ。見てちょうだい 10 |
善子 | なになに……? 『テーブルクロスを頂戴した。怪盗K』 11 |
花陽 | 怪盗K? ……誰? 12 |
善子 | ふっふっふ。誰だかわからないけれど、いいわ! このヨハネに見つかるなんて、相手が悪かったわね! 後悔させてあげる! 13 + |
善子 | 部室から小道具のテーブルクロスが突如消える…… 14 |
善子 | これはつまり……密室トリックね! 15 + |
花陽 | いや、ここ密室じゃないよ? 17 |
善子 | わ、わかってるわよ。 ちょっと言ってみたかったの! 18 |
花陽 | 言ってみたかっただけなんだ 19 |
善子 | とにかく安心しなさい! テーブルクロスは、私と花陽で必ず取り戻してみせるわ!! 20 |
花陽 | え、ちょっと待って、私も!? そ、そんなの無理…… 21 |
善子 | 無理じゃない! あなたは私の助手なんだから、 一緒に解決するのは当然でしょ! 22 + |
善子 | 「この世に存在する、あらゆる謎の迷宮を」 23 |
花陽 | え? 24 |
善子 | え? じゃないわよ。 次、花陽のセリフでしょ 25 + |
花陽 | あ、あのー……ミュージカルの? え、言わなきゃダメなの? 26 + |
善子 | 当然でしょ! ほらいくわよ! 27 + |
善子 | 「この世に存在する、あらゆる謎の迷宮を」 29 |
花陽 | 「と、解き明かすのは私達」 30 |
善子 | 「どれだけ巧みなトリックも」 31 |
花陽 | 「わ、私達の手にかかれば、たちまち霧消」 32 |
善子&花陽 | 「真実という名の扉を開くのは、私たち……!」 33 + |
果南 | うーん、やっぱり最後が決まらないなあ 35 |
善子 | もー! 36 |
花陽 | うう、ご、ごめん…… 37 + |
果南 | ま、今はそんなこと言ってる場合じゃないね。 それじゃ、名探偵とその助手さん、期待してるよ!! 38 |
絵里 | 虹ヶ咲で起きた事件だし、もしかしたら 歩夢がなにか怪盗について知っているかもしれないわ 39 |
絵里 | 今頃、体育館で大道具の打ち合わせをしているはずだから 行ってみたらどうかしら? 40 |
善子 | 私たちに任せなさい! さ、行くわよ、花陽! 41 |
花陽 | ちょっと待って~ 43 |