上原歩夢/故事/19話 歩夢の大追跡!
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 歩夢ちゃん? | ||
| あ、あのね! ちょっと話したいことがあるんだけど、 これから、お部屋に行ってもいい? 3 | ||
| あ……ごめん。 実は今日も先約があって…… | ||
| 今日も? 4 | ||
| うん……ごめんね。 何回も誘ってもらってるのに断ってばかりで | ||
| そっか……それなら仕方ないね 5 | ||
| この埋め合わせは、絶対にするから! | ||
| わかった。期待してるからね 6 | ||
| あはは、それじゃね | ||
| うん、またね 7 + | ||
| 今日もダメだった…… でも、ここまでは予想通り。 これから出かけるってことは、わかったもん! 9 | ||
| だけど…… 後をつけるなんて、やりすぎかな? 10 | ||
| ううん……! やっぱり、あの子がなにをしてるのか気になるし…… 11 | ||
| 今日こそ真相を確かめなくっちゃ! 12 | ||
| はぁ~、歩夢ちゃんに悪いことしちゃったな | ||
| ……………… | ||
| ……なんだろう。 さっきから誰かの視線を感じる。 今も後ろから!! | ||
| ……………… | ||
| ……誰もいない。気のせいだったのかな? まあ、いいや。急がなきゃ | ||
| お待たせしちゃってすみません。 今日は次のライブの…… | ||
| ま、待って! 19 | ||
| ……この人、誰? もしかして……毎週この人に会ってたの? 21 | ||
| あ、歩夢ちゃん!? どうしてここに…… | ||
| そんなことより、この人もスクールアイドルなの!? 22 | ||
| え? え? | ||
| そうなんだね……? あなた、私たちに内緒で新しいスクールアイドルの―――― 23 | ||
| って、うわあああ!? 24 | ||
| 歩夢ちゃん、落ち着いた? | ||
| う、うん……。 いきなり握手を求められて、 ちょっとびっくりしちゃっただけ…… 26 + | ||
| あの人、歩夢ちゃんのファンクラブの会長さんなんだ。 だから、本物の歩夢ちゃんに会えて テンションが上がっちゃったんだよ | ||
| それにしても…… 歩夢ちゃんのあの驚いた顔……あははっ! | ||
| も、もう~! 笑っちゃだめ! 27 | ||
| ごめんごめん。 じゃあ改めて。落ち着いたところで、ちゃんと説明するね | ||
| この前、歩夢ちゃん言ってたでしょ。 ファンクラブのみんなが、もっと喜んでくれることをしたいって | ||
| うん 28 + | ||
| それでなにかいいアイディアが浮かぶかもって、 にこさんオススメのスクールアイドルのライブに 連れて行ってもらったり…… | ||
| さっきのファンクラブ会長さんとか、 色んな人に話を聞いて、ヒントを探してたんだ | ||
| 全部、私の……ために? 29 | ||
| 歩夢ちゃんのためだよ | ||
| そう、歩夢ちゃんのためだよ。 だって、今までにないような素敵なライブをしてもらいたいからね | ||
| なぁんだ……そうだったんだ 30 + | ||
| えへへっ、良かったぁ。 ちょっと、不安だったんだ…… 31 + | ||
| 歩夢ちゃんとファンのみんなのため | ||
| 歩夢ちゃんとファンのみんなのため……かな | ||
| あなたってすごいね。私のことだけじゃなくて、 応援してくれるみんなのことまで考えてくれて…… 32 | ||
| でも、それならそうだって言ってくれればいいのに 33 | ||
| アイディアがまとまってから話そうと思ってて…… でも、余計な心配をかけちゃったみたいで、ごめんね | ||
| ううん、もういいの。 だって、あなたが私のためにしてくれたことなんだから 34 + | ||