優木せつ菜/故事/16話 幸せをくれた人
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| うふふ 1 | ||
| ご機嫌だね。なにかいいことあったの? | ||
| あ、特別なことがあったわけではないのですが、 今、毎日がとっても楽しくて幸せで……。 そう思ったら、つい笑いが 2 | ||
| 毎日が楽しいだなんて、素敵なことだよ | ||
| そうですね……。 これも全て、あなたのおかげです 3 + | ||
| え? 全然覚えがないんだけど、なにかしたかな? | ||
| 私を、もう一度スクールアイドルにしてくれました。 それに、何度も助けてくれた…… 4 | ||
| 両親にも学園にも隠していたスクールアイドル活動を 隠さなくて良くなったのも、こうして続けていられるのも、 あなたのおかげなんです 5 | ||
| どれだけ感謝してもしきれません。 本当にありがとうございます 6 | ||
| いやいや、そんな大袈裟な | ||
| 大袈裟ではありません。大好きなスクールアイドルを、 誰に遠慮することなく、大好きだと胸を張れることの喜び 7 + | ||
| 溢れる思いを、大好きだという気持ちをみんなに伝えられる感動。 それはなにものにも代えがたい宝物です 8 | ||
| だから毎日が楽しくて、幸せなんですよ 9 | ||
| 私も幸せだよ | ||
| せつ菜ちゃんの幸せそうな姿を見られて、私も幸せだよ | ||
| ふふっ。では、私たちお揃いですね。 それもまた、幸せなことです! 10 | ||
| せつ菜ちゃんが頑張ったからだよ | ||
| それは全部、せつ菜ちゃんが頑張ったからだよ | ||
| いいえ、とんでもない! 私はただ隠すことばかりを 考えていた……だから、あなたのおかげ、あなたが導いて くれたおかげなんです! 11 + | ||
| なんか照れるな。 そうだ、せつ菜ちゃんに見せたいものがあるんだった | ||
| え、なんでしょうか? 12 | ||
| これ。せつ菜ちゃん宛にきた手紙 | ||
| これ……全部が私宛、ですか? 13 | ||
| うん。凄い数だよね。こんなに多くの人が、 せつ菜ちゃんを応援してくれてるんだよ | ||
| あ、あの、見てもいいでしょうか? 14 | ||
| もちろん! ゆっくり読んでね。 私はちょっと出てくるから…… | ||
| おーい、せつ菜ちゃーん! | ||
| はっ……! 19 | ||
| す、すみません。ぼうっとしてしまいまして…… 20 | ||
| みんなからの手紙、読んだ? | ||
| はい。あまりに感動してしまって、噛み締めていました……! 21 | ||
| ライブとかを見ても、みんな、せつ菜ちゃんの 「大好きを伝えたい」っていう気持ちを理解してくれてて、 すごいよね | ||
| 私個人の思い入れにすぎないことなのに、 こんなにも応援してくれる人が……共感してくれる人がいる。 こんなに嬉しいことはないです 22 | ||
| もっともっと、みんなの期待に応えたいです! よりいっそう頑張らなければいけませんね! 23 | ||
| じゃあ、私ももっと力になれるよう、頑張らないと! 一緒に頑張ろう、せつ菜ちゃん! | ||
| はい! あなたがいてくれたら、どんなことでも頑張れます! 24 + | ||