黒澤ルビィ/エピソード/2話 ルビィのこだわり
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ルビィちゃん、裾上げ、私も手伝っていい? |
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えっ、そんな……だめだよ、帰る時間、遅くなっちゃうよ 1 |
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それはルビィちゃんも一緒でしょ。 2人でやった方が早く終わると思うんだ |
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……ありがとう 2 |
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ううん。私も素敵な衣装でみんなにステージに立ってほしいから。 さて、短くするということは……切っちゃっていい? |
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待って、まず裾上げの位置に生地を折ってアイロンを…… 3 |
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終わった~! |
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手伝ってくれてありがとう 5 |
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どういたしまして。と言っても、 ルビィちゃんにたくさんフォローしてもらっちゃったけどね。 おかげで裾上げスキルがレベルアップしたよ |
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これで、晴れて完璧な衣装の出来上がりってことかな |
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うーん…… 6 |
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まだどこか気になる? |
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えっと、実は、もうワンポイント付け加えたいと思ってるの。 あ、この衣装をまた縫ったり切ったりしようって いうわけじゃなくて 7 |
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何かアクセントになるような…… 例えば、みんなをイメージしたアクセサリーを作ってみたいなって 8 |
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アクセサリーか。いいね。華やかさもアップするし、 ステージライトが反射してキラキラする様子は綺麗だろうね! |
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うん。 でも、何軒か手芸屋さんを回ったんだけど、 なかなか材料が集まりそうになくて…… 9 |
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沼津以外のお店は探してみた? |
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ううん……あんまり遠くまで行くの、ちょっと怖いんだ……。 お店の場所や行き方は調べるんだけど、いざ行こう! ってなると不安になっちゃって 10 |
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そっかぁ。 知らないところに行くのって勇気が要るもんね |
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よし。じゃあ、私と一緒に行ってみない? 2人なら怖さも半減するんじゃないかな? |
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本当? でも、これ以上は悪いよ。 裾上げを手伝ってくれただけでもすごく助かったし 11 |
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そんなに気にしないで。私ね、今日部室にCDを忘れたのは、 ひょっとしてルビィちゃんを手伝えって神様が 言ってるのかもって思ってるんだ |
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それに、私自身、ここまで話を聞いたなら、 ぜひともこの衣装の本当の完成形を見てみたいからさ |
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だから、ルビィちゃんが迷惑じゃなければ、 最後まで一緒にやらせてほしいんだ |
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……分かった。じゃあ、よろしくお願いしますっ 12 |
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こちらこそ、よろしくお願いします |
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嬉しいなぁ♪ アクセサリーのこと、 本当はずっと前から作りたいって思ってたの 13 |
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どこのお店に行こうか。 ルビィちゃんが調べたお店っていうのは…… おっと、その前に作る物をはっきり決めないとね。何にする? |
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えっとね、ブローチはどうかな。 上半身に付けるアクセサリーなら目に付きやすいし、 ダンスへの影響も少ないと思うんだ! 14 |
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いいね! じゃあブローチに決定。素敵なものを作ろうね |